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東京深夜の旅
 変なテンションで変なことをしたから、久しぶりに日記でも書こうと思った。
ちなみに今、浜田山のジョナサンにいる。
延長料金の1,150円を払ってから出たところは、AM1:30の歌舞伎町だった。

吉祥寺までの終電はもうない。

マンガ喫茶に泊るのなんて仕事以外ではごめんだし、今日はもう仕事なんてやれる気分じゃなかった。

だから歩くことにした。歩けるところまで。


そもそも、今朝もマンガ喫茶からご出勤だった。

僕が入り浸っているマンガ喫茶は無線LANが飛んでいて、コンセントもある。もちろんドリンクは無料で、本当か嘘か自販機にはドトールのコーヒーまである。おまけにソフトクリームも食べられる。受付カウンター周辺なら気兼ねせずに電話もできる。息抜きをしようと思えば、マンガはいくらでも揃っている。

オフィスを持たない身にとっては最高の作業空間であるわけだ。

日中は喫茶店で作業。日が沈んでから9:30まではマンガ喫茶で作業。

思えば昨日も同じことをしているし、おとといも同じことをしてる。その前も、その前も、かれこれ3週間くらい眠らず、遊ばずのマンガ喫茶難民生活を送っている。

なぜ家で仕事をしないかと問われれば、それは小型の哺乳類がキーボードに飛び乗って喉をゴロゴロ鳴らすからだ。それ以外の時は遊びに飢えて、僕の手や足をいたずらに噛むからだ。

それは我慢できるとしても、メールを打っているときにキーボードに飛び乗られ、誤送信が5回を超えたあたりから、僕は家で仕事をすることをあきらめた。


今日は、友人と新宿で飲むという話だった。だから歌舞伎町に早めに乗り込んで、マンガ喫茶で仕事をしていたワケだ。

最近、ちょっと大きな仕事が増えた。

仕事は大きくなると、登場人物が多くなる。

登場人物が多くなると、伝言ゲームやら確認やらで、やたらと時間がかかる。

今日は24時入稿のデザインチェックが、さんざん待機させられて22:30に返ってきた。友人との飲みの約束は21:30だった。

そんなこんなで僕の気持はダークサイドに落ち込みつつあった。

そして、マンガ喫茶の僕のブース内に、まだ幼いとはいえ“テラフォーマーズ”が出た。

僕は暗黒に染まった。

そして終電を逃して外に出るときには延長料金1,150円が発生していて、僕の中で何かが弾けた。


新宿から吉祥寺へ。

中央線を辿ればほぼ直線。

道路で言えば青梅街道か。

でも今日は地図を見ないで歩いてやろう。


そんなことを思いつつ歩いて30分経過。
僕はまだ、魔都・新宿から脱出できていなかった。

あの街はなんだろう?
理路整然としているようで道が歪んでいるのだろうか?

特に西新宿。

甲州街道沿いに行ってしまうと面倒なことになるぞ。
と考えていたら、いつの間にか都庁周辺を巡っていた。

深夜の西新宿には、まったく命の気配がない。ふと気になって振り返っても、僕の他には放置された自転車しかない。周りはサイズを間違えたとしか思えない、巨大なビルしかない。


僕はさっそく1つ妥協して、道端の案内図や車の道路看板を見ても良いことにした。おかげで、あらぬ方向に進んでいた自分に気づくことができた。

方向を立て直し、今度はまっすぐの道をまっすぐ進む。


鞄が重い。

どこでも仕事できるよう、パソコンとアダプタが常備されているのだから当たり前だ。

暑い。

寒い日にコートを着て外に出て、家に帰らないまま日をまたいで暖かい日を迎えたのだから当たり前だ。

歩きづらい。

客先に行くため、ジャケットにスエードの靴だから当たり前だ。

いや、それにしても歩きづらいのは、靴下がいちいちずり落ちてくるからだ。コンビニを見つけたら、とりあえず靴下を買おう。


結局、靴下を購入できるまでに30分以上かかった。コンビニ自体がなかなか見つからないし、その中でも靴下を扱っているところがほとんどなかったからだ。

僕は履いていた靴下をごみ箱に押し込み、新しい靴下の封を解いて履いた。再び靴を履くとき、いかに自分の足がむくんでいたかを知った。


そのまま、まっすぐの道をまっすぐ歩く。途中、道路標識や住所表示を気にする。

渋谷区

とある。


確か笹塚あたりも渋谷区だから、あれだけ避けた甲州街道方向を進んでいるのだろうか?

さらに進むと、その道が「方南通り」であることを知った。


この辺りで歩き続けて1.5時間は経過していた。どう考えても歩くのに適さない服装もあり、あまり心地よい道のりとは言えない。

そこで思い付いて、音楽を聴くことにした。

iPodはズボンの左ポケットに、ワイヤレスのヘッドホンは腰のポーチに常に入っている。

はじめはただ聴いていたのが、行けども行けども人とほとんど出会わない、出会ってもお互いに不審者ではないかと警戒するのに辟易して、普段では考えられない音量にしてみることにした。


音楽は、大音量にすると表情ががらりと変わる。


草野マサムネの澄んだ歌声も、ジム・モリソンの呪詛的な歌声も、どこで仕入れたかオルガン交響曲も、僕の歩みを彩った。


だが、疲れには勝てない。

そろそろあきらめてタクシーに乗ろうか?

いや、せめてどこかで食事を取ってからにしたい。


そう思いつつ、AM3:30。
僕は方南町を超えつつあった。


方南通りは相変わらずまっすぐだが、それと並行するように閑散とした商店街のようなわき道を見つけた。

そちらに足を踏み入れる。
食事にありつけるかもしれない、という期待があったからだ。


期待は見事に裏切られた。
そもそも、AM3:30はまともな理性のあるお店が空いている時間ではないのだ。


その道の果てには、巨大な鳥居があった。
この寂れた商店街は、どうやら神社の参道だったようだ。

鳥居の奥にはさらに鳥居があり、果てが見えない。どうやらよほど大きな神社らしい。


僕は少し躊躇してから、鳥居をくぐった。
「この際だから少しお参りでもしていくか」という気持ちがなぜか湧いてきたからだ。


敷地の両脇は林になっており、僕は開けた道の真ん中を、ヘッドホンから流れる大音量の音楽に押されるように進む。なんだか「ぶっ飛んでるな、オレ」と思った。行動が異常だ。


結局、AM3:30は神社もお休みのようで、果てにあった門は閉ざされていた。

僕はその門の前で手を合わせて、願い事をいくつか。思いついた順につぶやいた。

道は幸い行き止まりでなく、方南通りに戻る道に通じていた。


方南通りをさらに進むと、井の頭通りにぶつかった。

そうか、中央線沿いを行くつもりが井の頭線沿いに出てしまったか。


僕は頭が妙にクリアになっているのを感じた。お参りの御利益だと思おう。

ここまでくれば、あとは知った道。冒険も終わりだな。


そう思ったとき、ジョナサンを見つけた。深夜もやっている奇特なレストラン。

僕はその姿を見たとき、久しぶりにブログでも書こうと思った。その瞬間、ワイヤレスヘッドホンの充電が切れて静寂が戻った。

魔法の終わり。


僕は縁もゆかりもないジョナサンに入り、やる気のなさそうなバイトくんに瓶ビールとチキンステーキを注文した。そして今に至る。

明日も予定はぎっしりだけど、サボってしまおうと密かに企んでいる。



おしまい


| ぶらりジャーナル | 04:53 | comments(11) | trackbacks(0) |
コメント
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