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孤独な王の話
同意され、肯定され、信頼されるのは快感を伴う。
否定され、拒絶され、信頼されないのは不快だ。

だいたいの人がそうだと思うし、
それは自意識の高い人ほど強い傾向がある。

つまり、こういう人だ。

・知識がある人
・肩書がある人
・権威がある人

 

知識があって、肩書があって、権威がある人というのは、子どもに対する親であり、生徒に対する教師であり、弟子に対する師匠であり、社員に対する社長であり、家臣に対する王である。

ふつう、こういう縦割り社会では物事は上から下に流れるのが自然である。
王は家臣に同意され、肯定され、信頼されるべきであり、
そもそも否定され、拒絶され、信頼されなかったらその関係自体が成り立たない。

だから逆説的に、自然と、家臣は王に否定され、拒絶され、信用されない。
という流れが起こりやすい。


すると、どうなるか?

人は一般的に、否定され、拒絶され、信頼されないことが不快である。
家臣の心は、徐々に王から離れていく。

しかし縦割り社会では物事が下から上に流れないため、一般的に王が家臣に否定されることはない。鹿を「馬です」と答えさせ、「鹿です」と答えた家臣は反抗勢力として暗殺されたというおとぎ話もある。

こうして「うわべ」と「内心」が生まれる。
家臣はうわべでは王に同意し、内心では王を否定する。

やがて家臣同士で横の連帯が生まれ、派閥ができる。
城に陰口や不満が横行する。

次に粛清の時代が来る。

王は陰口という否定・拒絶・不信を憎み、ますます同意・肯定・信頼を愛するという傾向が強くなる。王に意見する派閥は実際的に淘汰され、同意する派閥が重用される時代だ。

家臣は王にうわべだけでも同調し、内心は決して口外しないことが最高の処世術となる。

最後は思想の統一という、一見すると理想的な国が完成する。
しかし内実は大多数が処世術としての服従者であり、もともと王と同じ価値観の人、王に心酔する人というのは限りなく少ない。

そして王は多くの家臣に囲まれながらも、実質的な孤独に陥る。
王が誤った方向を選んでも、誰も止めず、誰も修正しない。ただ賛同する。

こうして国が滅びたのち、残された人々は王を断罪しはじめるのだ。


人が集団になり、上下関係を作る限り、こうしたプロットは歴史が始まってから、大小さまざまな規模で展開され続けてきた。

だからひょっとしたらこれは自然のことなのかもしれない。
でも、ボクからすると、とても気持ち悪い。


孤独な王も、YESとしか言わない家臣も。



| オレ理論 | 01:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
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