2008.03.14 Friday
陰口を叩く男
知った風なことを言えば、陰口が世間からなくならないのは、誰
かへの攻撃、しかも反撃がありえない場所での一方的な攻撃には、
一種の快感が伴うからだと思います。
その理屈は至ってシンプル。「あいつはダメだ」ということで、
自分の優位さを自分で確かめたい。飼い犬は密かに飼い主の家族
を偉い順に判断し、サル山のサルはボスの座を巡って争い、人間
は誰かを捕まえては他の誰かの陰口を叩く。
それが悪いことかと言えば、残念ながらボクには分かりません。
ただ空気も人間関係もジメジメするのが嫌いだから、陰口はあま
り叩かないようにはしています。
でも言っちゃうときは言っちゃうよなぁ。悪口、陰口。
そんな話をするとき、ボクはひと言だけ、自分の心に向かって付
け加えます。
(まぁ、そういう自分が1番ひどいんだけどね)
自虐ボケは周りが反応しづらいので口に出すのは慎みます。だけ
ど、せめてこのひと言だけは自分に言い聞かせないと陰口はどこ
にも行けず、ただ自分の中でカビを生やしてしまう。
だから陰口で盛り上がるのは全然オッケー。
ただし、最後は心の中で自虐オチ。
それが「やちき流」。
ちなみに、他人の陰口を聞いていると思わず
「それはおまえのことだろ!」
とツッコミを入れたくなることが多々あります。つまり、ボクが
誰かの陰口を叩いているときも、相手は同じことを考えているか
もしれない。
ところが、そういうチープな光景ってちょっとかわいかったりし
ますよね。
<注意>
「○×な男」は娯楽的な“読み物”ですが、もし不愉快な思いをさ
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