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虎の時間の使い方

『山月記』という古い短編小説があります。

詩の才能に恵まれた男が、世間を嫌って何年も山にこもり詩作を
続けていると、昔は平凡な才能だったが都で腕を磨いた人間に実
力で劣るようになり、最終的には虎になってしまう。というお話。

この話の教訓はダイヤの原石のたとえのように、とにかく人の間
で磨き続けないとせっかくの才能も輝きを見せずに埋もれてしま
う、ということ。

そういう意味では、ボクは虎になりかけていました。夜中の活動
をメインにした生活がほぼ1年。気ままで摩擦のない暮らし。そ
れはそれで楽しかったけど、やっぱりゆるんできますよね。人間
だもの。

それが思い立って、年明けから一般的な社会人の時間帯に生活を
切り替えました。当然、仕事で他人と関わる機会も圧倒的に増え
る。良いも悪いも、清も濁もなく、とにかくガリガリと削られる。

時間の流れに任せていると、目の前にやらなきゃならない課題が
みるみる積もっていく。時間の流れの力学に従って、とにかく追
われている感じ。必死にペダルをこぐけど空回りして、なんだか
変な浮遊感がある感じ。

これはマズイなぁ。なんとかしないと溺れてしまう。

そこで先週末くらいだから、本当につい最近ですね。ギアをカチ
ッと切り替えました。時間を過ごすのではなく、時間を使うこと
にしよう。

とにかく、自分のやるべきこと、やりたいこと、やらされている
ことを徹底的に洗い出す。そして、何が大切なのかを決めて大事
なことを優先的に日々のスケジュールへ組み込む。

で、とりあえず決めた大まかな優先順位がこれです。

 1.他人のための時間(つまり遊びとか)
 2.お金のための時間(つまり仕事とか)
 3.自己満足のための時間(つまり睡眠とか読書とか)

ひと昔前なら、きっと遊ばず、眠らずに仕事をこなす! なんて
スケジュールを組んでいたことでしょう。でもそれって2〜3日
くらいなら有効だけど、何年も続くものじゃない。

ずいぶん久しぶりに手帳も買いました。黄緑色のかわいいやつ。
これは常に持ち歩いて、何かをやろうと思いつくたびに記入して
います。

あと、「自分のカラダをしっかり操縦する」という意識を持ちま
した。スケジュールを組んでも、ひとつが予定通りにいかなけれ
ばそのままぐでぐでになるでしょうから。性格的に。

だから自分の能力をしっかり把握したうえでカラダをコントロー
ルし、確実にこなしていく。やれないことが出てきたら、誰かに
お願いして手伝ってもらう。

ボクは手帳のほかにもう1冊小型のノートを用意して、そちらは
1日の細かな予定を書き込むのに使っています。たとえば企画書
を作るのであればこんな具合。

 ・導入の効果を説明する文章の執筆に10分
 ・写真や図などのイメージ作成に20分
 ・予算の書き出しに10分
 ・企画実現までのスケジュール執筆に10分
 合計50分に、予備で10分を入れて60分

で、この塊をいくつか用意すれば1日はあっという間にスケジュ
ールで満たされます。ただし、塊と塊の間はできるだけ開くこと
と、他人との約束でない限りは順番を入れ替えられるようにする
など、融通は利くようにしておきます。

1日のはじめに、その日のことを書く。未来日記ですね。いわば。

このスケジュール管理のもっとも重要なポイントは、「できる自
分を演出」するためのものではなく、「自分が遊んだり、寝たり、
ボヤボヤする時間を作る」ための行為であることでしょう。

ボクは自分が成功する人間になることなんてミカヅキモほども興
味がありませんが、忙殺のためでなく遊ぶためのスケジュール管
理なら俄然やる気が出ます。そして実際、こうしてブログを書く
時間を確保できました。ちなみにこれはスケジュール外の自由時
間です。

いつまで続くか分かりませんが、とりあえず再び虎になれる日ま
で、手帳は持ち歩くようにしておきます。
| オレ理論 | 03:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
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