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捨てない男

プラスチック製の8連ハンガーが壊れてしまいました。8個のハ
ンガーが芯となる棒にぶら下がり、その芯を1つのハンガーで吊
るすタイプの便利グッズ。

ホームセンターで安く買えそうな、チープな黄緑色のチープな物
で、横浜の実家から東京に移るときに持ち出しました。

すでにぶら下がっているハンガーの3つはもろくも崩れ、芯とト
ップを結ぶプラスチック製の鎖も欠けている状態。それでも使い
続けていましたが、ついに連結部分が粉砕して修理不可能に。

この寂寞感。ペットが死んだときに通じるものがあります。

別に普段から丁寧に取り扱っていたワケじゃないんですよ。だか
ら汚れ放題に汚れていて見た目もボロボロ。しかしボクが物を大
切にする方法は清潔に扱うことではありません。

ただ、そこに存在していればいい。

物には所有者の歴史が染み付くと思っています。たとえば8連ハ
ンガーにしてみても、それは逆の意味ですごい月給に耐え忍びな
がら1人で東京に住んでいた時代の象徴でもある。

お金が入っては新しいグッズを買い、古い物を捨てていくタイプ
の消費生活がボクには不向きなんでしょう。そういえば消耗品以
外で何かを購入することはほとんどありませんし。

だから環境がガラリと変わってしまう引越しも嫌いです。部屋に
染み付いた匂い、染み、破損などはそのままボクの匂い、染み、
破損であり、引越し後は生まれ変わったすっきり感より空虚な脱
力感に捕らわれてしまう。

ボクは過去の一瞬間を切り抜いた写真は簡単に捨てますが、ボク
と共に生活してきた物はどうしても捨てられません。壊れても破
れても使い続ける。それで貧乏くさくなっても、貧乏くさいのが
自分だからまるごと受け入れる。

物は、幼稚で情けない過去とそれでも生きている今をつなぐ架け
橋であり、ある程度の期間使い続けていれば新しかった物も半分
以上は精神的な意味合いを持ってきます。

物を捨てないということは、それだけで
今までの自分を否定しないという意味を持つ。
それが「やちき流」。


ちなみに、ハンガーは新しい物を買いました。変に引きずられな
いあたりもボクの持ち味です。

<注意>
「○×な男」は娯楽的な“読み物”ですが、もし不愉快な思いをさ
れた場合はコメント、もしくはメールでご連絡ください。文章を
跡形もなく削除します。

| ○×な男 | 19:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
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