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やちきの文章講座:長文の構成

文章講座シーズン2は長文の構成について。

構成は文章を書く前に作る設計図。作文がニガテという人は、た
いてい構成を無視していたりします。

ほんのひと手間、構成を考えるだけで文字のカタマリは見違える
ように読みやすく、伝わる文章になる。ケータイのメールから長
編小説まで、どんな内容にも使えますのでぜひ押さえておいてく
ださい。

まずは長文の構成から考えていきましょう。

むかし小説のコンクールなんかに投稿していたこともあるんです
が、枚数自由ということはほぼあり得ません。長編の場合は原稿
用紙250枚以上とか、短編や童話の場合は20〜30枚以内と縛りが
あります。

もっと身近にはテレビのドラマ。だいたい50分以内に収まるよう
脚本が作られていますよね。しかもCMに入る前にチャンネルを変
えられないよう、続きが気になるところで話を切らなきゃマズイ。

ドラマだけでなく、バラエティー番組の構成もだいたいそうなっ
ています。ミュージカルも、情報誌も、映画も、マンガも。読む、
観る、聴くの違いはあっても、メディアはほとんど台本という名
の文章で成り立っている。


もうちょっと身近な話をしましょう。

例えば、ものすごい1日を経験したとします。『24』みたいな。

みなさんはまず間違いなくブログで公表しようと思うはずです。
しかし、十中八九は途中で書くのに飽きてしまうのでは?

長すぎるから。

モーレツな勢いを持って書き始めても作文とは不思議なもので、
感情や出来事を形にするうち、だんだん気持ちが落ち着いてきて
しまいます。

だから長い話は途中で投げ出すか、ムリヤリ最後まで行ったとし
ても読み返してみるとラストが冷え切ってつまらない。

もしくは興奮しっぱなしで言いたいことを出しまくる。かなり気
分はすっきりしますが、自己満足度に反比例して他人から「よく
分からない」と評されてしまう。

そんな経験があるなら構成を考えてください。


聞いたことがあると思いますが、基本は「起承転結」

導入・展開・クライマックス・オチです。衝撃的な導入にするた
め、いきなりクライマックスのシーンから入ることもありますが、
悲しいかな。すぐに場面は導入に引き戻されます。それだけ完成
された理論だと言えるでしょう。

ちなみに、会社でビジネス文章を書くときはまず結論から述べて
から起承転結に戻すようにしてください。そうしないと「論点が
分からん!」と怒られますから。

とにかく1つの文章をだいたい4つのパートに分けるのはお約束
ごと。これは書いてから決めると組み直し作業でグデグデになる
ので、書く前に決めるのが暗黙の了解です。


具体例を挙げましょうか。

仲間たちと山梨にドライブに出かけ、想像を絶するドラマが生ま
れた。と仮定します。これを『24』並みにダイナミックに表現し
たい。

まずやるべきは、クライマックスの盛り上がった気分をメモして
おくこと。テキトーで構いません。なんならセリフだけでもOK。

「うおーーっ!きゃーーっ!?どかーーーん」
とか。

気持ちが冷めないうちに書いておくことが大切です。これが後で
活きてきます。

ではその1日を章立てして4分割しましょう。

第一章:旅立ち
第二章:青春
第三章:暴発
第四章:そして日常へ

小説ではこれが目次になります。

そうしたら今度は各章をさらに細かく分ける。まあ『24』を例に
挙げたので、各章6話の合計24話にしましょうか。展開に波を出
すため、盛り上がるポイントを各章に入れるのがコツ。

こうしてできるのが以下の構成です。

<第一章:旅立ち>

1眠れずに迎えた静かな朝
2仕込んでいたドッキリ、尺球花火をリュックに詰める
3仲間たちと山梨へドライブに出発
4富士山に感動&富士急に到着
5アトラクションをいろいろ楽しむ
6おばけ屋敷で普通に気絶する女子

<第二章:青春>

7気絶した女子を背負い富士急を脱出
8湖畔のキャンプ場に到着
9テントを設営
10酒を飲み、語り合う夕べ
11キャンプ・ファイヤー、セットOK
12炎に照らされる仲間たち

<第三章:暴発>

13酔っ払って火に飛び込む男たち
14キャンプ・ファイヤーがテントに引火
15一同大パニック
16尺球花火を仕込んだリュック、どこだっけ?
17
「うおーーっ!きゃーーっ!?どかーーーん」

18好きでもない女がオレを盾にする

<第四章:そして日常へ>

19夜空に咲いたファイヤーフラワー
20想像を絶する静寂
21そして愛が生まれた
22翌朝の風景
23気が付けば、アフロになっていたオレ
24日常へ


こんな感じ。これだけの構成ですが、どのようなストーリー展開
かは想像できるでしょう。

あとはそれぞれの項目を詳細に書き込めば長編ができあがります。
もちろんボクの場合は、その詳細にすら起承転結を盛り込んで構
成を作る。

早く文章化しないとそのときの気持ちを忘れてしまう! という
気分もよく分かりますが、本当に早く書くべきは構成です。構成
ならほとんどの場合、1時間も使わずに話の全体が書き終わる。

それさえあれば、たとえ1年経っても体感直後と同じテンション
の本文が書けます。1話からでなく、第四章の20話からだって始
められる。


今回はまとめるまでもないですね。一応書いてみると

・長い話は、気持ちが熱いうちに構成を書け
・っていうか、尺球花火はどうやって作ったんだ?

以上です。

今回は長文用の構成でしたが、ケータイのメールのような短い文
も構成があるかないかでかなり違いがあります。それはまた次回
ご紹介しますね。
| やちきの文章講座 | 18:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
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